ITTFアジア卓球選手権男子シングルスで金メダルを獲得した張本智和(21)が勝利した直後に見せたポーズについて語り、中国のファンから歓声が上がっている。

13日に行われた決勝で、世界ランキング9位の張本は同3位の中国の林詩棟(リン・シードン)(19)を3-1で破り、金メダルを獲得した。

勝利が決まった瞬間、張本は両手を左右に広げ、その後に腕を組んで手を両脇に挟むポーズをして見せた。

このポーズはサッカーの名門クラブ、レアル・マドリードに所属するイングランド代表MFベリンガムとフランス代表FWエムバペのゴールパフォーマンスで、レアル・マドリードの熱心なファンとして知られる中国の樊振東(ファン・ジェンドン)が勝利後に見せるものでもあった。

中国メディアでは直後から、張本のポーズが樊へのリスペクトではないかと報じられていたが、張本はこのほど受けたインタビューで「自分がパリ五輪で負けた樊振東選手がやったポーズ。(優勝時のポーズは)何も決めていなかったが、勝った瞬間にそれを急に思いついた。(樊は)あこがれの選手でもあるので、リスペクトも込めてそのポーズをした」と語った。

中国でこのことが伝えられると、ネットユーザーからは「かわいい」「この子は本当に誠実と言わざるを得ない。優勝おめでとう!」「本当に樊振東が好きなんだな」「パリ五輪の卓球で最もいい試合だったのが張本VS樊振東」「素晴らしい。みんな健康に気を付けて卓球に励んでほしい」「ライバルからの評価が一番リアル」「樊振東はすごいって、もっと言って」「樊振東は中国人や海外から尊敬されるに値する選手」「正々堂々と戦い、実力を示してきた樊振東を崇拝しない者などいない」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/北田)

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