中国の航空業界では、27日に2024/25年冬春のフライト計画の適用が始まりました。2025年3月29日まで154日間続き、中国内外の航空会社194社が週に前年同期比1.2%増の11万8000便の旅客および貨物便を運航する計画です。

国際線では、中国内外の航空会社178社の週1万9327便の旅客および貨物便の計画申請が承認されています。運航先は計79カ国で、うち53.48%の週1万326便の運航先57カ国の「一帯一路」共同建設国です。

世界の民間航空業界が一斉に行っている、この毎年2回の季節調整の目的は、目的地別の閑散期と繁忙期の需要を考慮し、さらに一部の国の冬時間と夏時間の切り替え対応するためです。また、季節変動による気圧の変化は飛行条件に大きく影響するので、フライト時刻や航路の調整が必要です。

今回の季節変動にともなうフライト計画の切り替えでは、秋冬の観光の人気目的地への路線の便が増やされました。全体的には、新たなシーズンでは航空会社37社の航空会社が新規開設した654本の国内直行路線で毎週計6102便を運航します。新規開設した国内直行路線は前年同期比で26.7%増加しました。集中しているのは、湖南省西部や、新疆ウイグル自治区のアクス、ホータン、ハミ、カシュガルなどへの観光目的地の支線空港と北京、上海、広州、成都、深センなどの中枢空港間の連結航路と支線航路です。このほか、新たな航空シーズンでは冬に人気の北京―三亜、海口、桂林、成都―三亜、長沙、広州などの路線が増便されました。主な対象は国内の人気観光地やスノーリゾート地域への路線です。

フライト計画の季節調整に伴い、今年第4四半期(10-12月)には人気目的地への運賃が前年同期比で7%下落しました。東北地方や新疆ウイグル自治区、海南省行きの運賃が前年同期比で10%値下がりしたほか、シンガポール行きの運賃も10%の値下げとなりました。

(提供/CRI)

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