中国メディアの快科技などによると、国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長は10月30日、中国・上海で行われたFIFAクラブワールドカップ2025のプロモーションイベントに出席した。
FIFAクラブワールドカップ2025は来年6月から7月にかけて米国で開催される。
同会長は、中国メディアの環球時報の取材に応じ、「われわれはここ数年の中国サッカーの発展に満足していない。それを変える必要がある。中国を世界のトップにふさわしい地位に戻す必要がある」と語った。
同会長は「中国がクラブと代表チームの両方でFIFAワールドカップを開催することを望んでいる」とし、「それを開催することがサッカーに対する同国の熱意を示す重要な機会であり、中国はどのFIFAワールドカップでも素晴らしい開催国になれると思う」と語った。
FIFAが10月24日に発表した男子サッカーの最新の世界ランキングで、中国は前回から順位を1つ下げて92位となった。これは2016年3月に96位となって以降の8年半で最も低い順位だという。
中国は、今年9月から来年6月にかけて行われる26年ワールドカップのアジア最終予選で、日本、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、インドネシアと同じグループC。9月5日に敵地で日本に0-7、同10日にホームでサウジアラビアに1-2、10月10日に敵地でオーストラリアに1-3と3連敗スタートし、同15日のホームでのインドネシア戦で初勝利を挙げ、勝ち点3(得失点差-9)となり、順位は最下位のままだがW杯自動出場圏内の2位とは勝ち点差2に迫った。
中国がワールドカップに出場したのは、日本と韓国が開催国としてアジア予選を免除された2002年大会の一度だけ。(翻訳・編集/柳川)