米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国語版サイトは2日、中国外交部が韓国など9カ国について、中国での15日以内の短期滞在ビザを8日から2025年末まで免除すると発表したことを受け、中国のSNS・微博(ウェイボー)上では韓国を恨む「仇韓」コメントが「一斉に放たれた」と報じた。
他の対象国はスロバキア、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド、アンドラ、モナコ、リヒテンシュタイン。
VOAによると、韓国では中国旅行のニーズが回復し、今年1月に中国を訪れた韓国人は前年同月比908.7%増の延べ14万200人と急増。旅行先としては09年の大ヒット映画「アバター」のモデルになった場所として知られる湖南省の張家界が特に人気だ。
韓国の聯合ニュースによると、中国が韓国をビザ免除対象とするのは初めてという。
ウェイボー上では「韓国をビザ免除」がホットな話題となり、「張家界は棒子(中国人が使う韓国人の蔑称)に汚染されてしまった」「中国の環境を汚染しに来るのはやめろ。韓国人の質は特に悪い」「高高度防衛ミサイル(THAAD)のことをもう忘れてしまったのか」などの仇韓コメントが多く寄せられたという。(翻訳・編集/柳川)