2024年11月5日、韓国・ソウル経済によると、仁川国際空港で20代の日本人女性が国際線出発エリアに無断で侵入しようとする事件が発生した。女性は、自身を制止しようとした保安検査員に対し暴行も加えたという。

記事によると、1日午後1時38分ごろ、仁川国際空港第1旅客ターミナルで20代の日本人女性が国際線出発エリアに無断で侵入しようとした。女性は端末にパスポートを読み取らせずに出発エリアに入ろうとし、これを制止しようとした保安検査員の手を振り払って顔を殴ったという。

女性は警察に現行犯逮捕され、空港保安法違反などの疑いで立件された。飲酒や麻薬使用の疑いはみられなかった。警察関係者は「意思疎通が難しく、取り調べを行った後、翌日2日に東京に向け出国させた」と明かした。

空港保安法によると、空港で保安検査員を暴行したり、業務を妨害したりした場合、5年以下の懲役または5000万ウォン(約550万円)以下の罰金に処せられると規定している。

保安検索統合労働組合関係者は「警察が外国人加害者を立件後に出国させ、事実上さらなる捜査は行われていない」とし、「保安検査員らの安全のために政府の特別対策が必要」と求めたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「意思疎通が難しいからって暴行の現行犯を出国させたの?。そんなんだから日本人に甘く見られる。他の国なら無条件に拘束し、拘置所に入れられるだろうに」「あきれた。言葉が通じないから帰国させる、なんて聞いたことがない」「日本人が米国で保安検査員を暴行していたら今ごろどうなっていただろうね?」「警察関係者の話がどうも納得できない。捜査が必要では?」「罰金でも何でも処罰してから日本に帰すべきだった」「私が日本に行って同じことをしてもすぐに韓国に帰国できるってこと?」など、警察の対応に不満を示す声が多数寄せられている。

(翻訳・編集/堂本)

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