台湾メディアの聯合新聞網は6日、日本の電車内で中国人観光客が優先席8席を占拠した上、高齢者に席を譲らず、日本のネットユーザーから批判の声が上がっていると報じた。
記事は、「中国人観光客は日本にとって外国人観光客の大きな源になっているが、ルールを守らないケースが頻発し、日本国民の不満を引き起こしている」と説明した上で、先日、SNS・Threads(スレッズ)に投稿された内容を紹介した。
それによると、投稿者は電車内で大きなスーツケースを持った中国人3人が優先席8席を占拠しているのを目撃。近くに杖を持った高齢女性が立っていたものの席を譲る様子がなかったため、英語と、グーグル翻訳を使って訳出した中国語で「1人1席なので荷物をどかして彼女を座らせてあげてください」と注意した。
すると、相手はグーグル翻訳で「優先席であることは知っている。あなたは傲慢だ。私はあなたより金を持っている」と返事をしてきたといい、投稿者は「金持ちを自負するなら特急の指定席やタクシーを使ってほしい」などとあきれた。
聯合新聞網の記事は「この返答は投稿者を非常に驚かせたようで、彼ら数人の中国人観光客のマナーが相当に不適切であることをはっきりと感じ、外国人観光客がもたらす害に考えを至らせ、ネット上で熱い議論を巻き起こした」と伝えた。
そして、この投稿に他のユーザーから「優先席と知っているのにこの横暴ぶり」「こういう人は日本に来ないでほしい」「恫喝(どうかつ)すればよかったのに」「金があるなら電車に乗るな」「京都行の新幹線に乗ったら近くの中国人12人が宴会をしていた」「低レベルの中国人が大勢来るから日本社会が劣化している」といった声が寄せられたことを伝えた。
なお、この投稿には「あまりリアリティーを感じない話」という意見や、「中国人として申し訳ない」という英語のコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)