2024年11月8日、台湾メディアの聯合新聞網は「台湾の学校の廊下はなぜ屋外の雨ざらしが多いのか?なぜ日本のような屋内の廊下を作っていないのか?」というSNSの投稿が注目を集めていると伝えた。

記事は、ネットユーザーがSNSのThreads(スレッズ)に日本の学校校舎の廊下とみられる写真を2枚アップした上で、「こういう廊下にあこがれる気持ちが分かる人はいますか?」と投稿した。

同ユーザーは、台湾の学校に雨ざらしの廊下が多く、雨の続く時期になると水浸しになることがよくあることに言及し、「なぜ台湾の学校の廊下はこういうふうに作らないのだろうか?」と問いかけた。

この投稿に対し、他のネットユーザーからは「小学生の頃からあこがれていた。雨が降るたびに泥やほこりや落ち葉にまみれて、吐きそうだった」「日本に行った時に見てきたが、本当にこういう構造になっていてうらやましかった。校内に入るには上履きに履き替えるけれど」「掃除も楽そうだ。雨ざらしだと雨が降ったら地面がびしょびしょで、掃除がすぐに終わるわけがない」「冬のことも考えているんだろう。屋根のない廊下じゃ凍え死にそうだ」「廊下が清潔なのは上履きに履き替える習慣と真面目に掃除している学生のおかげだろう」「こういうのを建てる前に学生の衛生観念を養わなければ」など肯定的なコメントが寄せられた。

日本の校舎の廊下をうらやむ声に「台湾ならカビの培養所だ」―台湾メディア

一方で「台湾でこういう廊下を作ったらサウナ室か汗臭い毒ガス室になるだけじゃない?」「理工系の学生だった私はこう言わざるを得ない、『やめろ、体育の時間が終わったら恐ろしいことになるぞ』と」「現存の開放式廊下でも学生の汗の臭いがするのに、屋内の廊下ならどういう臭いがするのか、想像するのも怖い」「夏は絶対蒸し暑い」「台湾の夏は日本の夏とは違う」「台湾の天気からして、こういう廊下にはカビが生えて、黒く汚くなる」「こんなこもった感じより、子どもたちがいつでも空を見ることができる方がいい」「湿気が強くて蒸し暑い環境だと、カビや腐食で呼吸に悪い影響が出るし、精神面にも良くない。アレルギーがある人は皮膚がかゆくなったり、鼻の違和感が止まらなくなる」という意見のほか、「私たちの学校の廊下はこういう構造だったから、雨が降っても濡れずに済んだし、冬も寒くなくて便利だった。風通しが悪いことが欠点かな」「中学の校舎がこういう感じだった。すごく蒸し暑かった。中はどこへ行っても湿気が強くて、建物がまるごとカビの培養所みたいだった。こういうふうに作るとしたら、校舎内は除湿機を年中無休で稼働させないと」との指摘もあった。

(翻訳・編集/原邦之)

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