2024年11月7日、韓国・朝鮮日報はによると、スイス・ジュネーブにある北朝鮮代表部の建物外壁に、囚人服姿で監獄の中にいる金正恩(キム・ジョンウン)総書記が描かれたポスターが貼られた。

イ・ジェソク広告研究所は現地時間6日、「金総書記を監獄に送るべきだと訴えるポスターを貼り出した」と明らかにした。ポスターに描かれた金総書記は、「1人を逮捕し数百人を救え」との文章が英語で書かれたオレンジ色の囚人服を身につけており、不満げな表情で、両手で鉄格子を握っている。金総書記の背後には故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記らしき人物の肖像画が飾られている。

イ・ジェソク広告研究所は、北朝鮮の人権問題に取り組むNGO「 PSCORE」と共同で、金正恩政権による反人倫的で人権を弾圧する犯罪の嫌疑を国際社会に伝える活動を行っている。今回のポスターも、そうした趣旨の活動の一つだという。14年にもジュネーブで開かれた国連人権委員会の会場に北朝鮮の人権の実情を告発するポスターを貼り出し、注目を集めた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「奇抜でいいね」「いいポスターだ。本当に金正恩さえ逮捕するなり消すなりすれば、北朝鮮住民5000万人が平和に暮らせるようになる」「こんなポスターを貼れるなんて、スイスはいい国だね」「韓国でこんなポスターを貼りだしたら、(親北の)共に民主党に監獄送りにされる」「絵じゃなくてこれが現実ならどんなにいいだろう」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

編集部おすすめ