2024年11月12日、韓国・YTNは「7月に京畿道楊州市にあるテコンドー道場で4歳の男児が館長から虐待され死亡した事件で、館長の虐待行為が映った防犯カメラの映像が公開され衝撃を与えている」と伝えた。
記事によると、館長は男児の頭を数回にわたってたたき、丸めて立ててあったマットの隙間に逆さの状態で入れて放置した。
公開された防犯カメラの映像には、幅が約20センチの隙間に入れられ息ができなくなった男児が、足をばたつかせながら「助けて」と叫ぶ様子が映っていた。27分間放置された男児は昏睡状態で病院に運ばれたが、事件から11日後に低酸素脳症により死亡した。当時男児は回復の可能性が低い状態で、遺族は病院側と話し合って延命治療を中止したという。
事件発生後、館長は証拠隠滅のため防犯カメラの映像を削除していた。また、取り調べの結果、館長は道場に通う他の児童にも同様の虐待行為を行っていたことが分かった。
館長は「他の子どもたちも何度もマットに入れた」「ただの冗談だった」と説明した。さらに、男児は虐待により死亡したのではなく、延命治療を中止したために死亡したと主張しており、裁判での遺族との攻防が予想されているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「言葉が出ない。想像しただけでも残酷なのに、実際に映像を見るとさらに衝撃的」「人間のすることとは思えない」「子どもたちのすぐ近くに悪魔がいた…。男児はどれほど苦しみ、怖かっただろう」「これは紛れもなく殺人。両親の気持ちを考えると涙しか出てこない」「自分のせいで子どもが死にかけている時、防犯カメラの映像を消すことしか頭になかったのだろう。どうか死刑にしてほしい」「館長だけでなく、それを傍観していた人たちも全員処罰を受けるべき」「子どもに対する犯罪への処罰は米国のように厳しくしてほしい。