「日本に嫁いだ中国人女性が音信不通になっている」と中国の番組で報じられた向暁芳(シアン・シアオファン)さんについて、中国湖南省のメディア、瀟湘晨報のSNS公式アカウントは向さんが見つかったことを伝えた。
10日の番組「第一現場」によると、向さんは2011年に日本人男性と結婚して日本に移り住んだが、23年8月に湖南省岳陽市華容県に住む母親とビデオ通話をして以降、連絡が取れなくなっていた。
この男性は向さんの様子を調べようと動いた同省長沙市出身者で、12日に向さん本人に会うことができた。両親とのビデオ通話で向さんは、1年近く病気で寝込んでいたことを説明。瀟湘晨報が投稿した動画には「どうして家に連絡しないの」と向さんに訴える母親の姿も映っており、中国のネットユーザーからは「ご両親はやっと安心できた」「連絡が取れて良かった」という声や、「必要があれば連絡を」と名刺を渡して向さんを気遣った男性に「本当に親切な男性だ」「わが同胞をたたえる」などの声が寄せられた。(翻訳・編集/野谷)