中国浙江省杭州市で16日、「水道の水から魚の腐ったような臭いがする」という声が上がった。
中国メディアによると、水道の異臭を訴えたのは余杭区の一部地域の住民で、ある女性は「水を沸かしても臭くて、夜9時すぎにタンク入りの水を買おうとしたが手に入らなかった」と説明。
こうした状況は16日午前9時ごろからおよそ15時間続いたといい、水道の事業者側は問題の発生を受けて直ちに水源の切り替え、関連する管の洗浄といった緊急措置を取ったことを発表。また、午後1時半までに浄水場から送られる水の質は元に戻ったが、末端の管に残り水があるため、使用者側にはそれを排出してから水を使うよう呼び掛けた。問題の具体的な原因は調査中で、残り水の排出分の料金は減免するという。(翻訳・編集/野谷)