ブルームバーグによると、2025年の1~8月にベトナムは約1400万人の外国人観光客を受け入れ、うち中国からの観光客は前年同期比44%増の353万人でした。一方で、これまで中国人観光客の人気渡航先として知られてきたタイは、人気が下降気味です。

タイ観光スポーツ省によれば、1月1日から9月14日までにタイを訪れた中国人観光客は323万人でした。依然として大きな数字ですが、ベトナムがタイを上回り、中国人観光客にとって東南アジアで最も人気のある旅行先になりました。

「タイランド・ビジネス・ニュース」によると、タイは2024年に東南アジア地域で最大の観光目的地の地位を維持し、3560万人の外国人観光客を受け入れました。ベトナムは1750万人で第3位に浮上しました。ベトナム2030年までにマレーシアを抜いて第2位に躍進する計画を掲げています。

今年ベトナムを訪れた中国本土の観光客のうち、1980年代生まれが44%、1990年代生まれが30%でした。若年層ほど個人旅行を好む傾向がありますが、ベトナムはビザの取得が容易で、中国との直行便も増加しており、個人旅行者を中心に人気が高まっています。さらに、中国主要都市からのフライト時間が短く、ハノイ、ホーチミン、ダナンなどの主要都市と中国主要ハブ空港を結ぶ直行便が充実していることも中国人にとって魅力です。(提供/CRI)

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