黒竜江省ハルビン市の上空で30日、機敏な機体を持つ大型タンデムローター式無人ヘリコプター「鉑影T1400」がホバリング、航路飛行、精密着陸など一連の飛行動作を完了した。これはハルビン聯合飛機科技が開発・製造した同ヘリコプターの初飛行が無事成功したことを示している。

科技日報が伝えた。

この「空飛ぶ大型トラック」は大積載量、高高度性能、全地形対応、超低コストといった特長を備える。最大離陸重量は1400キロ、最大有効積載量は650キロに達し、最大航続時間は8時間を超える。これにより、地域をまたぐ物資輸送や広範囲の巡回点検といった任務を十分に遂行できる。

さらに、鉑影T1400はマイナス40℃の極寒から55℃の高温まで耐えられ、最大6500メートルの高高度でも作業が可能だ。離着陸時には風速13.8m/s、飛行中には風速20.7m/sまで対応できる優れた耐風性能を備え、北方地域特有の複雑な気象条件にも余裕をもって対応できる。

この「空中の力持ち」はすでに農業、物流、緊急救援など複数の分野で実力を発揮しており、中国の低空経済(低空域飛行活動による経済形態)がトン級応用の新時代へと歩み出したことを示している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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