独メディアのドイチェ・ヴェレ(中国語版)は8日、中国の自動車販売台数が8カ月連続で下落し、通年では1割減になる見通しだと伝えた。
記事によると、中国の業界団体、乗用車市場信息聯席会(CPCA)が発表したデータで、5月の自動車販売台数は前年同月比22.1%減の150万台となり、8カ月連続で前年同月を下回った。
ガソリン車など内燃機関車の5月の販売台数は39%も急減した。一方で、中国で新エネルギー車(NEV)に分類される電気自動車(EV)やハイブリッド車などの販売台数も7.5%減少し、こちらは5カ月連続のマイナスとなった。
CPCAの崔東樹(ツイ・ドンシュー)秘書長は、「イランを巡る紛争の発生以降、原油価格の高騰によって内燃機関車への需要が抑制され、需要が急激に縮小した。EVの販売も苦境に直面している」と述べた。5月の中国の自動車輸出台数は前年同月比75.1%増となったが、国内市場の落ち込みを補うには至らなかった。
中国では、今年1~5月の自動車販売台数は同19.5%減少した。中国の自動車市場が直面する課題の一つは消費者の信頼感の低下であり、政府がEV購入補助金の一部を廃止したことも影響しているとみられる。また、中国では自動車の年間販売台数が2300万~2500万台に達しており、すでに市場が成熟していることも背景にあるとみられている。
一方で、中国製EVへの海外市場の需要は依然として堅調で、BYD(比亜迪)は5月の自動車総販売台数が9カ月ぶりに増加へ転じ、NIO(蔚来汽車)の販売台数も大幅に伸びた。また、テスラが中国で生産した車両の販売台数も前年同月を上回ったという。(翻訳・編集/北田)











