中国メディアの環球時報は4日、「76秒に1台、中国はいかにして自動車製造のルールを書き換えたのか」とするマレーシアメディア、フリー・マレーシア・トゥデーの記事を紹介した。
記事は、中国にある自動車部品サプライヤーの工場を視察したホンダの三部敏宏社長が、部品の調達から物流まで全て自動化され、生産現場に1人の人間もいない状況に「われわれには勝ち目はない」と述べたことに触れた。
その上で、「筆者は三部氏よりもずっと前からそう感じていた」とし、中国のロボット産業で働いていた頃に視察した深センの工場には、ほとんど人間がおらず、溶接アームや組み立てロボット、無人カートが24時間稼働している一方で、少数の人間はほとんどただ見ているだけだったとした。
そして、「中国車はなぜこれほどまでに優れたものになったのか」について、まず「開発のスピード」を挙げ、「欧米の老舗自動車メーカーが新型モデルを開発するには通常4~5年かかる。一方、中国メーカーはわずか18カ月で開発を完了させることも珍しくない。中国メーカーは車をスマートフォンと同じように扱うことでこれを実現している。ソフトウエアは後付けではなく最初から設計に組み込まれ、エンジニアリングチームは順番に作業するのではなく並行して作業を進め、市場のニーズに応じてモデルを刷新する」と伝えた。
次に、「産業チェーン全体を掌握していること」を挙げ、中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)はバッテリーやモーターから半導体までを内製していると伝えた。
さらに、「ほとんど人間を必要としない工場」を挙げ、中国の家電・スマートフォン大手でEV市場に参入した小米(シャオミ)の北京工場では700台超のロボットを駆使して76秒に1台をラインオフし、車体製造と塗装では91%の自動化率を達成していると伝えた。
筆者は、中国が2023年に日本を抜いて初めて世界一の自動車輸出台数を記録し、25年には832万台の自動車を輸出して3年連続で世界最大の自動車輸出国となったことや、BYDだけでも460万台を販売していることに触れ、「私は深センにある工場を視察して、新たな時代の始まりを悟った」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)











