
ジョンソン氏は、英国中部コベントリ―の自動車工場で演説し、「ブレグジットを実現させなければならない。それが、われわれの政治や精神衛生、さらに経済にとって最良のことだからだ。(離脱を巡る)先行き不透明感は耐え難いほどの状態になっている」と強調した。
「新たな投資案件が山積みにされており、人々は実行への承認を待っている。ブレグジットさえ実現できれば、この不透明感を払しょくできる」と主張した。
ジョンソン氏率いる保守党は、総選挙で過半数の議席を確保し、議会で新離脱案を成立させ、来年1月末までにEUから離脱したい考え。
一方、最大野党・労働党はこの日、公的医療保険制度の予算を今後5年間、260億ポンド(330億ドル)拡大し、職員の追加採用や設備拡充を進める公約を発表した。
英紙デイリー・テレグラフの世論調査によると、保守党の支持率は40%で、労働党の30%を上回っている。自民党は16%、ブレグジット党は7%となっている。