日経平均は続落、米中対立への懸念から弱気が支配

日経平均は続落、米中対立への懸念から弱気が支配
[東京 20日 ロイター] -
東京株式市場で日経平均は続落した。米上院が香港人権法案を可決したことに中国が強く反発し、米中対立悪化に対する懸念の高まりから市場は弱気ムードに支配された。ただ、売りが一巡した後は下げ渋り、後半は小幅なレンジで推移。東証1部の売買代金は2兆1572億2000万円と3営業日ぶりに2兆円台を回復した。

日本時間の朝方、中国が香港に高度の自治を保障する「一国二制度」を守っているか米政府に毎年検証を求める「香港人権・民主主義法案」を米上院は全会一致で可決。下院では既に可決されており、今後上下両院の調整を経た上で、トランプ大統領に送付される。[nL3N27Z5K5]

中国外務省は、米議会の動きを強く非難。米中通商協議の先行きに懸念が広がっているタイミングだけに、リスク回避ムードを誘っている。ファナック<6954.T>、コマツ<6301.T>、日立建機<6305.T>など中国関連株が売り優勢となった。

ただ、日経平均は心理的な下値の目安である2万3000円にトライすることなく下げ渋った。外為市場ではドル/円が108円台で落ち着いて推移しているうえ、売り崩すだけの材料が見当たらない。

需給面では「先行き配当金の再投資に伴う資金が流入するとみられ、ここから軟調となっても下げ幅は限定的になるのではないか」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)と指摘され、これも下げ渋りの背景にあるようだ。

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