
「第1段階」の合意を巡っては、12月初めに両国首脳が署名するとの見通しが中国側から示されていたが、最近になって越年説が浮上している。
代表取材によると、習主席は国際フォーラムの代表者らに対し「相互尊重と平等の原則に基づき、米国と『第1段階』の通商合意をまとめたい」と述べた。
「必要なら反撃するが、貿易戦争を起こさないよう積極的に取り組んでいる。中国が貿易戦争を始めたのではなく、これはわれわれが望むものではない」と語った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は21日、関係筋情報として、中国政府が米政府に新たな対面通商協議を提案したと伝えた。中国側は、米感謝祭前の協議開催を期待しているという。米国の当局者らは協議に意欲を示しながらも、明確な日程などには言及していない。
バシェフスキー元米通商代表部(USTR)代表は、第1段階の合意と引き換えに一部の関税が緩和されるだろうとしたうえで、中国側にしてみれば、それ以外にはどんな合意もあり得ないとの見方を示した。
習主席は「常に言っている通り、われわれは貿易戦争を始めたいとは考えていないが、恐れてはいない」と述べた。