鉱工業生産9月は前月比+4.0%、自動車など増産で4カ月連続増=経産省

       
[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日公表した9月の鉱工業生産指数(速報)は91.6と前月比で4.0%上昇し、4カ月連続のプラスとなった。自動車や掘削機械、半導体製造装置などの増産が寄与した。ロイターの事前予測調査では同3.2%上昇と予想されており、これを上回った。2015年基準では、前月比で2番目の大幅な上昇率だった。
もっとも、新型コロナウイルス感染拡大前は約7年間、100前後の水準で推移しており、今年5月に78.7まで落ち込んだコロナショックからの回復は途上にある。
自動車やショベル系掘削機械、半導体製造装置、リチウムイオン電池、半導体メモリーなどの増産が寄与した。「回復が遅れていた生産用機械が回復しているのが特徴」(経産省幹部)。
メーカーの生産計画を基に集計する生産予測調査によると、10月は前月比4.5%上昇の95.7、11月は同1.2%上昇の96.8までの回復が見込まれている。経済産業省は生産の基調判断を「持ち直している」として据え置いた。
ただ、実際には計画は下振れる傾向にあり、これを加味した補正値では9月は92.9程度と経産省は試算している。新型コロナウイルスの内外感染動向が不透明で、「11月は増産しても小幅で、感染症拡大以前の生産水準回復には時間を要する」(経産省幹部)見通し。
9月の在庫指数は97.7と前月比0.3%低下し、6カ月連続で減少した。経産省では「在庫調整局面にあるが、在庫調整は進みつつある」(幹部)とみている。
*内容を追加しました。

(竹本能文 編集:山川薫)

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