
同筋によると、首相は「現在第3波の中にある」と述べ、感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)解除は段階的かつ慎重に行わなければならないと警告した。
封鎖は昨年末に発動され、3月7日まで延長された。一方、生活に必要な店以外の営業停止や、変異株の感染が拡大しているオーストリア、チェコとの国境封鎖などにより、ドイツでの1日当たり感染者数は減少している。
しかし、ワクチン接種のペースが遅く、すでにドイツでも変異株による大規模感染のリスクが生じており、封鎖の緩和が困難になる可能性もある。
メルケル首相は感染が拡大した際に再度封鎖を宣言する事態を避けるため、生活の正常化は慎重に行いたいとの考えを示した。