EU交渉官「英側の譲歩必要」、関税同盟巡る野党案評価

EU交渉官「英側の譲歩必要」、関税同盟巡る野党案評価
[ルクセンブルク/ブリュッセル 11日 ロイター] - 英国欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)問題を巡りEU側のバルニエ首席交渉官は11日、メイ英首相は事態の打開に向けて英野党・労働党によるEUとの恒久的な関税同盟に向けた提案を受け入れるべきとの考えを示した。
バルニエ氏はまた、英国が離脱する3月29日までに条件などで合意するために残された時間は「極めて短い」との認識を示した。
ルクセンブルクのベッテル首相と共に会見した。
バルニエ氏はその後、ブリュッセルで英国のバークレイEU離脱担当相と協議を開いた。双方は「建設的な」会合だったとの見方を示した。
バルニエ氏は協議後、「EU側としては、離脱協定の再交渉は行わないが、今後数日かけて協議を続ける姿勢を明確にしている」と述べた。
同氏はベッテル首相との共同会見で、労働党のコービン党首がメイ首相に送ったブレグジットに関する提案を記した書簡に触れ、「論調と内容が興味深かった」との感想を述べ、「英側の譲歩が必要になっている」と指摘した。
英首相府が10日夜に公表したメイ首相のコービン党首宛ての書簡では、メイ氏はEUとの関税同盟に関する提案を拒否している。
バルニエ氏は共同会見で「われわれが英国のメイ政権と合意した離脱協定が秩序立った離脱に向け今もなお最善策だと考えている」と強調。
ベッテル首相は、「われわれは英国にEU離脱を要請したことはない。事の始まりの責任は英国にあり、責任は現在も英国にある」と述べ、英国は問題の解決に努める必要があるとの考えを示した。
バルニエ氏は、異論の多いアイルランド国境の管理強化回避に向けた安全策(バックストップ)を実行する必要をなくすため、離脱後の緊密な英・EU関係を盛り込む形で政治宣言を微調整するEU側の提案にあらためて言及。「秩序立った離脱に向け決意している。この秩序立った離脱は、将来関係を築く上で前提条件だ」と語った。
*内容を追加します。

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