ブラジル資源大手ヴァーレ、決壊ダムの危険性を昨年10月時点で認識していた

記事まとめ

  • ブラジル資源大手ヴァーレが決壊事故を起こした同社の鉱滓ダムについて、昨年10月の段階で危険性を認識していたことが判明した。
  • リスクを指摘していた内部報告書の存在を確認、同社の安全基準で許容できる最大リスクの2倍あると認定していた。
  • ヴァーレはコメント要請に回答おらず、以前には決壊の数週間前まで構造が安定していたと説明している。

ヴァーレ、決壊ダムの危険性を昨年10月時点で認識

ヴァーレ、決壊ダムの危険性を昨年10月時点で認識
[ベロオリゾンテ(ブラジル) 11日 ロイター] - ブラジル資源大手ヴァーレ<VALE3.SA>は、1月25日に決壊事故を起こしたミナスジェライス州ブルマジニョの同社の鉱滓ダムについて、昨年10月の段階で危険性を認識していたことが判明した。ロイターが11日、決壊リスクを指摘していた内部報告書の存在を確認した。
報告書は2018年10月3日付で、ヴァーレがこのダムの危険度は同社の安全基準で許容できる最大リスクの2倍あると認定していた。
ヴァーレはコメント要請に回答していない。ただ以前に、昨年公表した外部監査でこのダムの安全性が宣言され、決壊の数週間前まで構造が安定していたと説明している。
それでも今回初めて、ヴァーレがダムの安全に懸念を持っていたことを示す証拠が出現した。これにより、内部報告書とほぼ同じ時期になぜ外部監査がダムの安全性にお墨付きを与えたのか、またなぜ同社が決壊予防の措置を講じなかったのかが問われる形になった。
ダム決壊では少なくとも165人が死亡しており、鉱山関連としては過去3年で2番目の大きな事故となった。

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