ベルギーの欧州議会選と総選挙、オランダ語圏で反移民の極右が躍進

ベルギーの欧州議会選と総選挙、オランダ語圏で反移民の極右が躍進
[ブリュッセル 26日 ロイター] - ベルギーで26日実施された欧州連合(EU)欧州議会選と総選挙で、反移民を訴える極右「フラームス・ベラング(フランデレンの利益、VB)」が議席を大きく伸ばした。同党の躍進は次期政権の樹立交渉を困難にするとみられる。
地方選挙も同時実施となった「スーパー・サンデー」では、経済的地位が高いオランダ語圏フランデレンが右傾化し、フランス語圏ワロンが左傾化する結果となった。
フランデレンの選挙では開票率85%時点でVBが支持を拡大し、より穏健な反移民派の親フランデレン同盟(N─VA)に次ぐ第2党に躍進。N─VAは国政で前連立政権の一翼を担ったことが悪影響して、支持率が低下した。
キリスト教民主フランデレン党(CD&V)の政治家は極右の躍進は惨事で「漆黒の」一日になったと嘆いた。
これについてVB党首は支持者らに「漆黒の日曜日ではなく希望にあふれた一日だ。われわれは責任を果たしたい」と訴えた。同党はこれまで、国政と地方政治の両方で与党となったことがない。
一方、フランス語圏ワロンではエリオ・ディルポ前首相率いる社会党(PS)がシャルル・ミシェル首相の与党でリベラル派の改革運動(MR)を議席数で上回り、第1党となる見通しとなった。ただ、VBとは同数の議席となった。
ミシェル首相は昨年12月以来、連立政権発足までの暫定首相職を担ってきたが、連立協議が長引けば、同職にとどまる期間も長くなる。ディルポ前首相は首相に正式に就任するまでの期間が541日間と、政治空白の世界記録を樹立している。

あわせて読みたい

ロイターの記事をもっと見る 2019年5月27日の国際総合記事

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。