アングル:中国の新金利改革、市場実勢反映する仕組みとは

アングル:中国の新金利改革、市場実勢反映する仕組みとは
[上海/北京 19日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は17日、企業の借り入れコスト押し下げと景気支援につながる金利改革を発表した。銀行の最優遇貸出金利であるローンプライムレート(LPR)の算出方法を改善し、当局が定める貸出基準金利に代わる指標とする。
<LPRとは>
人民銀は2013年10月からLPRを公表してきた。貸出基準金利よりも市場の資金需要をよりよく反映した金利として銀行に参考にしてもらう狙いがあった。
ただ、公表開始からこれまでのLPRの動きはおおむね、市場の実勢を反映しておらず、銀行間市場であまり注目されてこなかった。1年物LPRは現在4.31%で、期間1年の貸出基準金利の4.35%をやや下回る水準だ。
新たなLPRは人民銀が金融市場調節(オペ)手段である中期貸出ファシリティー(MLF)で短期資金を市中銀行に融通する際の金利を参考にして算出される。これにより企業の調達金利に市場の実勢が反映されることになり、金融政策の円滑な効果波及が図れる。
<LPRの公表方法>
新LPRは今月から、毎月20日午前9時半に公表する。これまでは大手10行からの報告に基づき算出していたが、新たに外資系銀行2行も含めた8行が加わる。
銀行は人民銀のオペで資金調達した際の金利に基づき、LPRを算出して全国銀行間資金調達センターに毎月20日午前9時までに報告する。20日が週末あるいは祝日の場合は翌営業日に公表される。

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