タイ「ウルトラマンブッダ」物議 強硬派仏教徒が女性作者の刑事訴追求める

記事まとめ

  • タイで、ブッダを「ウルトラマン」にした女性アーティストの作品が物議を醸している。
  • 強硬派の仏教徒集団は、女性らに対する苦情を警察に申し立てた。
  • ブッダをアクションフィギュアと比較するのは冒瀆行為に当たるという。

「ウルトラマンブッダ」タイで物議、強硬派仏教徒は作者の訴追要求

「ウルトラマンブッダ」タイで物議、強硬派仏教徒は作者の訴追要求
[バンコク 11日 ロイター] - 国民の90%以上が仏教徒のタイで、ブッダをスーパーヒーローの「ウルトラマン」として描いた若い女性アーティストの作品が物議を醸している。強硬派の仏教徒集団は11日、女性らに対する苦情を警察に申し立てた。
問題となっているのは、タイ北東部の商業施設で先週展示された4点の絵画で、先週中に撤去された。作者は大学4年生の女性で、安全上の理由から名前は公表されていない。女性はナコーンラーチャシーマー県の知事の前で、同県の高僧に謝罪した。
しかし強硬派の仏教集団「ブディスト・パワー・オブ・ザ・ランド」は11日、ブッダをアクションフィギュアと比較するのは冒瀆(ぼうとく)行為に当たるとし、作者と展示に関わった他の4人に対して警察に苦情を申し立てたと発表。宗教を侮辱した疑いでの訴追のほか、絵画の破壊も求めている。
一方、タイの仏教当局は作者に対する刑事訴追に反対。タイ国家仏教事務局の局長はロイターに対し、作者の謝罪によって問題は終わったとの見解を示した。「法的措置を取る人がいても、われわれは関与しない」と述べた。
この論争を受けて絵画への注目も高まっている。絵画は先週すべて販売されたが、購入者の男性1人は作品を慈善目的でオークションに掛け、60万バーツ(約210万円)で落札された。4500バーツを支払って作品を入手したというこの男性は、収益のうち10万バーツを作者に渡し、残りは地元の病院の集中治療室に寄付すると述べた。作品については冒瀆とは感じなかったと語った。
*一部サイトで正しく表示されなかったため、再送します。
ロイターの記事をもっと見る 2019年9月13日のびっくり記事

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