うどんにそこまで興味のない男、佐藤です。

そば処、島根出身(出雲そば)であるがゆえに、うどんにあまり関心の持てない人生を歩んできたが、先日、うどんの本場香川県発祥の「こがね製麺所」に行き、昆布の天ぷらの存在を知って、俄然うどんに興味を持ち始めている


都内でほかに、香川ならではの天ぷらを提供しているお店はないか? と調べたところ、西新宿の「東京麺通団」では、うどんもさることながら天ぷらも種類豊富とのこと。

実際に行ってみたところ、高野豆腐の天ぷらがあった! しかも美味い!! 高野豆腐って揚げても美味いなんて知らなかったよ!

・讃岐うどんブームの火付け役
このお店は2003年創業のセルフ式うどん店で、昨年9月で20年を迎えたそうだ。その昔、私はこの界隈に縁があって、お店の周辺で勤めていたことがあった。店の前を何度も素通りしていたのだが、まさか私が上京した年にオープンしたとは知らなかった。ある意味、私と東京同期生みたいだな、うん。

その当時、まだセルフうどん店はあまりなく、店に入って戸惑った覚えがある。
今でこそ、大手チェーン店が多数出店しているのだが、このお店も東京の讃岐うどんブームに大いに貢献したといっても良いだろう。

メニューを見ると、品数は大手に引けをとらない充実ぶり。各メニュー、小・中・大・特大の4サイズあり、うどんの量に応じて200円ずつアップする。

うどんのほかにもカレー・麻婆丼・牛丼・釜揚げしらす丼、それから中華そばもある。その気になったら、毎日通っても飽きない品ぞろえだ。

・あげあげマンデー!
で! 私が訪ねた月曜日は「あげあげマンデー」でした! やったね!

揚げ物全品税込100円の特売日、こりゃいい時に来たな。
ちなみに月曜日は祝日の場合は、翌火曜があげあげマンデーとのこと。それからテイクアウトの場合は通常料金とのこと。

先ほど4サイズあると伝えたが、小は1玉(200g)・中は2玉(400g)・大は3玉(600g)・特大は4玉(800g)である。

本来であれば小を頼むところなのだが、実物のどんぶりを見たら「小さいかな?」と思ってしまい、「肉うどん」の中(税込1050円)を頼んでしまった。食えなくはないはず……。

注文カウンターの向こうで、麺の生地を伸ばして切り、それをそのまま釜に放り込んで茹で上げている。
つまり打ち立て、切り立て、茹で立てのうどんを食べられるのだ。ライブ感があっていいね! ホントの出来立てのうどんが食べられる貴重なお店である。昼時に行列ができるのも納得だ。

・魅惑の天ぷらゾーン
トレーにうどんを受け取って、店の奥に進むとまず小鉢がある。好みのものがあればここで取るべし。

さらに進むと天ぷらゾーンに突入だ。
常時20品用意されているらしく、種類も数も豊富。値札がついているが、あげあげマンデーで全部100円! うっひょー、思わず取りすぎてしまう可能性、大!

個人的に狙っていたのが、ベーコン天だったがこの日は置いてなかった。売り切れてしまったのかも、残念。次に来た時には必ず食うぞ! 最後に会計をして、今日の昼食調達完了!

・高野豆腐の天ぷら
今日の私のオーダーはこちら!

まずはうどん。ねぎ・天かす・しょうがはセルフで盛り付け。

それに「きつね」(税込180円)とあげあげマンデー100円の天ぷらが3品である。
合計税込1530円、やっぱり頼みすぎちゃった……。

うどんに肉は甘めの味つけて煮込んでいて、香りがやたらと食欲をそそる。

うどんは色といい形といい、とても美しい。艶やかに光り輝いて見える。麺のコシはそこまで強くなく、つるんとした歯ざわりと喉越し。今日は温かいうどんにしたけど、冷たいうどん方が麺の美味しさをより実感できたのかも。


本来は天ぷら3品でとどめるつもりだったのだが、見るからにつゆを含んだお揚げ(きつね)を見たら、どうしても食べたくなった。実際に食べると、予想通りにダクダクきつね。ひと口かじると、口の中にジワリと出汁が広がる。そうそう、その食感を楽しみたかったのですよ。

そして天ぷら3品。まずはちくわ天。衣がザクザクで頬張ると、バリッ! と弾ける。うどんのお供には欠くことのできない天ぷらのひとつ。誰がちくわを揚げようと思い立ったんだろうね。世紀の大発見ですよ、表彰したい

次に昆布。こがね製麺所ではかき揚げ風に昆布を仕上げていたけど、こちらは1枚モノ。まるで海苔天のように見える。しかしながら、海苔天みたいにバリバリではなく、どちらかといえばフニャフニャ。とはいえ、噛むごとに昆布の旨味がある。

そして最後が今日の主役とも呼ぶべき、高野豆腐の天ぷらでございます。

人生初体験の天ぷら。これがなかなかすごかった。乾燥した高野豆腐を揚げているのかと思いきや、煮た高野豆腐を揚げていたのだ。どうやって水分を含んだ高野豆腐を揚げたのか、気になるところなんだけど、表面はサクサクで中からジュワリと出汁がしみ出す

「サク」と「ジュワリ」、相反する食感の食い合わせの妙。きっとこれは、他の天ぷらに比べて時間も手間もかかるはずだ。だって煮物を揚げているからね。なかなかヨソでは食えない天ぷらなので、ここに来たら絶対食べた方が良いでしょ

ということで、ここは都内でも本場香川のうどんを味わえる貴重なお店だ。ぜひとも訪ねて欲しい。できれば月曜日、あげあげマンデーを狙うべし。

・今回訪問した店舗の情報
店名 讃岐うどん大使 東京麺通団
住所 東京都新宿区西新宿7-9-15 ダイカンプラザ ビジネス清田ビル1F
時間 11:00~22:00
定休日 なし

参考リンク:東京麺通団
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

画像をもっと見る

●関連記事