遊びは終わりだ。100mlあたりで何グラムとか、そういう子供だましの数字でキャッキャする時間は過ぎた
真に重要なのは、1缶の戦闘力だろう。

ということで、ついに本物の登場だ。カフェイン含有量は堂々の300㎎。ステイツですら18歳未満に非推奨という暴力的な配合量。

冗談抜きで自己責任な、超えるべきではないエッジを超えてしまっているエナドリを紹介するぜ! 

・REIGN
それがトップの写真の「REIGN」。日本では一般的に流通していないアメリカのエナドリである。


出所は、先日行われた横田基地での日米友好祭。このイベントで最も注目されるのは軍用機だろうが、日本では流通していない食品などをゲットできる機会でもある。

特にエナドリ系は、なかなかに供給が厚い。日本未発売のヤバそうなやつがそこかしこに目につく。

相場は1本500円くらいだったと思う。買ったらそれを家まで持ち続けることになり、だいたい1本がデカくて重い
気になるエナドリは沢山あったが、筋力的に買えて数種類だった

最も凶悪そうなやつから順番にいくつか買ってきたうちの1つが、今回紹介する「REIGN」だ。

・300㎎
こいつのヤバい点は、なんといっても1本のカフェイン含有量が堂々の300㎎ということだろう。プルタブを開けるということは、ただちに300㎎摂取することを意味する。

えっ? こんなやべぇエナドリの記事を見に来てるヤツの中に、まるでカントリーマァム1枚を朝昼晩の3回に分けて食う系の港区女子よろしく、炭酸入りの缶のエナドリを小分けにして飲む奴いる!? いねぇよなぁ!!?

つまり開けたら即300㎎ってわけだ。この手の分野では色々と日本よりガバいアメリカ基準にもかかわらず、デカく “RECOMMENDED FOR PERSONS 18 YEARS OR OLDER(18歳以上推奨)” と書かれている。


その下の文章もけっこうガチだ。初っ端から、CONSUME RESPONSIBLY。直訳すると “責任をもって消費しろ” ……要するに自己責任ってことだ。

そして18歳未満、妊婦、授乳中の女性には非推奨で、何らかの病気で治療を受けている人は、飲む前に専門家からの意見を貰うようにとも書かれている。

また、FDA(アメリカ食品医薬品局)が定める健康上の悪影響が無い1日のカフェイン摂取量の上限は400㎎だとも書いてある。

FDAのHPをチェックしてみたところ、本当にそう書かれていた
表記に誇張は無い。

ちなみに農水省のHPでもアメリカの400㎎/day基準を紹介しているので、日本人的にもそれくらいな認識でよいのだろう。

個人的には、日本人とアメリカ人では体格が明らかに違うので、上限はやや少な目くらいで見ておいた方が良いのではないかという気がするが。

その他の成分は、カリウムだとかナイアシンだとかビタミン類だとか……まあ普通によくあるエナドリだ。

・熊のグミ味
フレーバーはいくつかあったが、その時に売り場に出ていたのは「Tropical Storm」と「White Gummy Bear」の2種だった。横田のエナドリは早い者勝ちだ。
迷っている暇は無かったので、とりあえず両方買ってきた。

トロピカルストームはまあ分かる。しかし白の熊グミ味の微妙にわけわからん感じは、いかにもステイツのノリでグッド!

2本同時にレビューするべきなのだろうが、それはすなわち短時間で600㎎のカフェインを摂取することを意味する。FDAの定めるステイツ基準の上限を超えるのは、賢いムーヴではない

明らかに危険な2本同時などやるべきではないだろう。「White Gummy Bear」の方が面白そうなので、こちらを飲むことにした。


いざ開封。甘い、まあまあモンエナみたいな匂いが漂う。

グラスに移してみよう。色は透明だ。

炭酸の強さもモンエナと似たような感じ。強くもなく、弱くもなく、爽快感と飲みやすさが両立されている。

某熊のグミの透明なヤツを液体にしたらこんな感じかなという味。まあまあ王道なフレーバーの、けっこうウマいエナドリだ! この記事を書きながら、2枚目の写真を挿入したあたりで1本飲みきってしまった。

そして、こいつの300㎎は伊達では無かった。飲んでからしばらく経過した辺りから、脳の目覚め具合が明らかにカフェインしている!!

この感じ……ステイツでカフェインの200㎎錠剤を飲みながら論文に向き合っていた20代の頃を思い出させる。

3徹目に4錠か5錠飲んで洒落にならない事態に陥り、泊まり込んでいたラボでチューブを飲み込んで胃洗浄したハードな経験も同時に思い出された。

そこに2本目の「Tropical Storm」味があるが、飲んだら終わる気がする。これは安易に解き放ってはいけないマジなヤツだ

参考リンク:REIGN(英語)、FDA(英語)、農林水産省
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

画像をもっと見る

●関連記事