ChatGPTの最新モデル「GPT-4o」。巷(ちまた)で大絶賛されている対話型AIであるが、ド素人である私には何がどうすごいのかイマイチ分からない。
どう使えばいいのかもよく分からない。

ただ、分からないだけでは先に進まないので、勉強がてらGoogle検索っぽい感じで使ってみるか……と思い立ち、「GPT-4o」に新宿でオススメのモーニングを聞いてみた。その結果、「最強AIの穴」に気づくことになったので報告しよう。

・ポテンシャルを活かしきれない使い方
最初に断っておきたいが、本記事で紹介する使い方は「GPT-4o」のポテンシャルを活かした利用法とは言い難い。最新型の戦車をスーパーへの買い物に使うようなものかもしれないし、東京ドームのライブ音響機器で1人カラオケするようなものと言えるかもしれない。

つまるところ、この結果を見たところで「GPT-4o」の性能がどうこうは言えないのだが、1つの結果であることは事実。
と前置きしたところで紹介していこう。

まず、「GPT-4o」にいきなり聞いてみる。

せめて和食がいいか洋食がいいかくらい言えや! と自分で思ってしまうが、こんな雑なリクエストにもサラっと答えてくれるのが「GPT-4o」である。

私が打ち込んだ数秒後、「GPT-4o」は実にクールに以下のお店を候補として挙げてきた。

「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション ニュウマン新宿店」、「エッグスラット 新宿サザンテラス店」、「ベーカリー&レストラン 沢村 新宿」、「BOUL’ ANGE(ブールアンジュ)新宿サザンテラス店」「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ 西武新宿ペペ店」の合計5つ。

私が思うに、5つに絞ってくれている点が実に素晴らしい
これがgoogle検索だったら、候補は無限にある。そこから自分で店を選ばなければいけないのに対して、「GPT-4o」は選ぶ手間を極限まで減らしてくれるのだ。どっちが楽かは言うまでもない。

なお、「GPT-4o」では紹介文の最後にあるカッコ内にリンクがつけられており、内容の根拠となる記事を確認できる仕様。このあたりも親切だ。

さて、どの店に行こうか。
挙げてくれた5つの店はすべて魅力的に映ったが、とりあえず1番上に書かれていた「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション ニュウマン新宿店」に行ってみることに。

ここで、改めて「GPT-4o」の紹介文を確認しておこう。

「フレンチの名店「ジョエル・ロブション」のパンが手軽に買えるパン屋です。新宿駅直結でアクセスも抜群。特に「ロブションのメロンパン」は人気商品です。朝早くから営業しており、カフェスペースで購入したパンをその場で楽しむこともできます(MACARONI)(Jalan)」

なるほど。
メロンパンが人気商品なのね。それは絶対に買おう。あとはもう1つパンを買って、コーヒーも付けて……と考えながらレジに並んだ。

ところが!

ここで1つ気になることが。GPT-4oが「特に人気商品」と言っていたメロンパンだが、お店がメチャクチャ売り出している感じもないし、周りの人が頼みまくっているようにも見えないのである。

まぁ普通にショーケースに並んではいるし、美味しそうでもある。
だけど、他に美味しそうなパンがいっぱいある中で、メロンパンだけが別格かというと……そうなのか?

気になったので、店員さんに「こちらで人気のパンって何になります?」と聞いてみた。すると……

店員さん「クリームパンです」

「え? メロンパンでは……」

店員さん「メロンパンも人気ですが、特に人気と言われたらクリームパンですかね

──なんということだ。メロンパンとクリームパンは全然違うぞ。念のため他のスタッフにも聞いてみたが、みなさん同じ答えではないか。さらに、店内を見回してみると……

クリームパン、めっちゃ人気やん! これだけクリームパンが人気の中で、なぜメロンパンを「特に人気」と紹介したのだ、GPT-4oよ!

まぁ原因を簡単に言うと、GPT-4oのオススメ紹介はネット記事を根拠にしているからってことになるのだろう。その記事の情報が古かったり、あるいは間違っていた場合でもGPT-4oはチェックしようがない……あるいはチェックが限定的ということのようだ。


・情報の丸呑み危険
というわけで、巷で絶賛されまくっている最強AI「GPT-4o」であるが、お店選びに使うときはちょっと注意が必要そう。閉店している店とかが候補で出てくることもあるだろう。

ちなみに、クリームパンもメロンパンもどっちもメッチャ美味しかったので、今回は逆にラッキーだった。ごちそうさまでした。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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