私(佐藤)は以前からずっと気になっていたベーカリーチェーンがある。北海道発祥の「ペンギンベーカリー」だ。
急速に店舗を拡大しており、各地で行列ができるほど人気なのだとか。当サイトで過去に紹介しているので、覚えている人だっているかもしれない。

その店にいつか行きたいと思ってたら、向こうから来た! 2024年9月13日、東京・国分寺にオープン、ついに東京進出を果たしたのである。実際にお店に行った率直な感想をお伝えしよう。

・この3年で急拡大
ペンギンベーカリー(株式会社ペンギン)の本社は、北海道札幌市にある。2016年に恵庭市で創業し北海道を中心に店舗を拡大、創業5年(2021年)で10店舗を達成したのちも勢いは止まらず、全国各地に続々と出店し、9月の段階で50店舗を超えている。とくにこの1~2年の出店の勢いが凄まじい。

もっとも新しいお店(2024年9月現在)が東京1号店、国分寺府中街道店だ。最寄駅は西武国分寺線の恋ヶ窪駅である。

駅から徒歩約10分のところにお店はある。

私が訪ねたのは、オープンから4日経った平日。10時の開店から30分過ぎた頃だった。
店前には人がいないようだが……

いや、いた! 入口はこっちだったか!! 開店30分でこの行列、30人くらいはいるだろうか。この調子だと、オープン前から人が並んでいた可能性も考えられる。

それにしても日差しが強い。9月中旬なのに、気温は30度を超えていて、ジッとしているだけで汗がにじむというのに、並んでいる皆さんはほとんど日傘をさしていない。

みんな車で来ているのかな? それともそんなに暑く感じないとか? 私は堪えかねて傘をさしました。暑くてやってられない……。

かなり待つことを覚悟したけど、列は比較的スムーズに流れて、15分待った段階で入口前まで来れた。「東京1号店OPEN」、過去にカレーパングランプリで3度の金賞受賞歴があるそうだ。

・品数が多い!
その後、さらに5分待って入店! 店内には所狭しと焼き立てのパンが並んでいる。常時約80種の商品が棚に並んでいるという。スゴイ数だが、これも閉店時間を待たずに完売したりするらしい。


中央の棚にはクリームパンやメロンパン、ちくわパンなどの人気商品が置かれている。「からあげグランプリ」で金賞を受賞したザンギもあった。さすが北海道発祥。

数が多くて選ぶのに迷っちゃう。たくさん買いたいところだけど、この後も取材があるのでそこまで買えないんだなあ。無事に持って帰れないだろうから。他のお客さんは片っ端からパンを取っていて、トレーに満載という人も珍しくなかった

店内の厨房ではひっきりなしにパンを焼いていて、出来たそばから棚に並べている。

どうせ買うなら、ここでしか買えないものをってことで、選んだもののひとつがコレ。ペンギン型のペンギン食パン。これはヨソにはないでしょう。

レジ近くのショーケースにあったペンギン北海道生プリンも気になったんだけど、持ち帰れないから見送り。
どんな味なのか気になったんだが……。

・ここならではペンギン食パン
今回購入したのは、先ほどの「ペンギン食パン」(税込590円)と「北海道産小麦のクロワッサン」(税込260円)、「ペンギンパン」(税込290円)、「クリームパン」(税込190円)の計4点である。

ただ、長時間リュックに詰め込んでいたために、クロワッサンとクリームパンは潰れてしまった。現物をお見せできない状態だったので、写真は控えさせていただく。ご容赦を。

辛うじて変形せずに済んだペンギンパンがこちら。可愛らしい見た目で、ベーグル生地を使った小ぶりな菓子パン。中にはチョコレートクリームが入っていて、おやつにちょうど良い。

ペンギン食パンはカットすると、まさしくペンギンシルエット! よくできてる!!

今回はそのまま焼いてみたけど、焦げ目のつけ方を工夫したらペンギンの白黒を再現できそうだ。

ブリオッシュっぽいサクッとした食感で、そのままでもほのかに甘い。形もカワイイので、子どもも喜んで食べそうだ。

とにかく品数が多くて、選ぶのが楽しいパン屋さん。
それがペンギンベーカリーである。今後もさらに店舗を拡大する予感。期待しているぞ~!

・今回訪問した店舗の情報
店名 ペンギンベーカリー 国分寺府中街道店
住所 東京都国分寺市東恋ヶ窪5-15-1
時間 10:00~19:00(売り切れ次第終了)

参考リンク:ペンギンベーカリー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

画像をもっと見る

●関連記事
編集部おすすめ