「ストレスが多い状態が続くとアルツハイマー病になるリスクが上昇する」という研究結果

「ストレスが多い状態が続くとアルツハイマー病になるリスクが上昇する」という研究結果

ストレスの多い現代社会。ストレスをためこんでいると、うつ病などの病気にかかりやすくなることは知られているが、ストレスの恐ろしさを示す研究結果がまたしても発表された。

最新の研究で、脳内のストレスホルモンのレベルが慢性的に高い状態が続くと、認知症の一つであるアルツハイマー病にかかるリスクが上昇することが判明したという。

研究を行ったのは、スウェーデンのウメオ大学の博士課程の研究者であるSara Bengtssonさんだ。彼女がマウスを使って実験を行ったところ、脳内のストレスホルモンのレベルが高いマウスは、脳の学習と記憶の機能が低下していることが分かったそうだ。

それだけでなく、ストレスホルモンのレベルが高いマウスは、アルツハイマー病の進行とともに脳内にたまっていくという「ベータアミロイド」というタンパク質のレベルが高いことも判明。

今回の研究によると、ベータアミロイドが多くなると、脳細胞同士をつなぐシナプスの機能が低下することも分かったそうだ。シナプスの機能低下は、アルツハイマー病に見られるような記憶とコミュニケーションの問題の原因と言われている。

今回の研究結果については、人間を対象に行われた研究ではないため、更なる研究を行う必要があると指摘する専門家の声も上がっている。とはいえ、ストレスはアルツハイマー病のみならず、様々な病気の原因になりうることは、過去の多くの研究でも裏付けられている。

脳の健康、身体の健康のためにもストレスをためない生活を心がけた方が良さそうだ。


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