『ゲット・アウト』の監督が教える「悪夢」のつくりかた

『ゲット・アウト』の監督が教える「悪夢」のつくりかた
「ハリウッドを震撼させるにはどうすればいいかって? 観客を死ぬほど怖がらせればいいのさ」。『ゲット・アウト』でその名を轟かせた映画監督、ジョーダン・ピールが語る、どこまでもシンプルな戦略とは?

ユニバーサル・スタジオでの思い出

いつも通り、ジョーダン・ピールは事前に立てた計画に沿って行動していた。「行き先はホグワーツさ、バタービールで乾杯するんだ。ハリー・ポッターのあのアトラクションは最高だよ」。彼は意気揚々と話す。新作の編集作業、急成長を続ける制作会社の運営、そしておしゃべりが大好きな生後17カ月の男の子の世話まで、彼はやるべきことを山のように抱えているが、昨年12月上旬の月曜の午後、西海岸の絵に描いたような陽気に誘われ、ピールは数時間だけ息抜きに出かけたのだった。

アシスタントに運転させてやってきたのは、彼がこよなく愛するユニバーサル・スタジオ・ハリウッドだ。全米を震撼させ、オスカーを受賞した2017年の初監督作品『ゲット・アウト』、そして彼が脚本と監督を担当した身も凍るようなホラー映画『Us(原題)』(全米では3月22日に公開された)が共にユニバーサル・ピクチャーズ配給であることを考えれば、その行動は滑稽に思えるかもしれない。「今日は魔法の杖をオーダーメイドしようかな」。VIPエスコートに案内されながら、ピールは満面の笑みを浮かべていた。

彼はワールドクラス(あるいは全宇宙クラス)のポップカルチャーオタクだ。「彼は筋金入りのオタクよ」。『Us』の主要キャラクターを演じるにあたって、ホラー映画について集中講義を受けたというルピタ・ニョンゴはそう話す。「彼ほど勤勉な人には会ったことがないわ。生涯を通じて学び続けている、彼はそういう人なの」。また彼はかつて「世界一のマリファナ愛好家」を自負していたが、結婚して2年になるコメディアンのチェルシー・ペレッティと付き合い始めた頃から、その唯一の嗜好品を絶っている。そういったことを考慮すれば、彼が機会を見つけては息抜きに出かけるのは仕方がないだろう。

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