ドナルド・グローヴァーの成功を支えたクリエイティヴチーム「Royalty」独占取材

「ちょうどMMG(メイバック・ミュージック・グループ)やYoung Moneysが出てきたころだった。この手の集団が流行っててさ」とスワンク。「俺たちも名前が必要だという話になって、それでRoyaltyになったんだ」

自称ロイヤルファミリー(=Royalty)の彼らは、大衆にウケる作品を作り出す。それが巨額の金を生む。それが今度は不安を掻き立てる。おそらく彼らが感じている不安とは、アメリカにいるという単純な事実。それも、資本主義や黒人主義の共存が問われる時代にアメリカにいるという不安。これは彼ら代表作に一貫して見られるテーマだ。『アトランタ』しかり、『Awaken, My Love!』しかり、「ディス・イズ・アメリカ」しかり、映画『Guava Island(原題)』しかり。

「Royaltyのメンバーとして俺たちがよく話している話題だ」とステファンは言う。「ニプシー・ハッスルとか大勢の人たちにとって、これがアメリカの資本主義なんだと思う。年月が経つにつれ、人々は取り残されてしまった。でも同時に、そこには自分を高める力もある。使い方さえ心得ていればね。資本主義とか、資本主義と黒人の関係ということが俺たちには興味深いんだ」

「結局アメリカン・ドリームとは何か。こんなこと誰も教えてくれないし、後々になってようやくわかることだけど、全員がアメリカン・ドリームを実現することはできないんだよ」とスワンクは言う。「誰かリッチになる奴が出てくれば、別の誰かが貧乏にならざるを得ない。仕方ないけど、それが現実さ」

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