ここでは公式レポートを掲載する。
関連記事:all at onceが語る、真逆な2人がボーカリストとして大切にしているもの
「Mount Alive presents Re:PHASE」は、新型コロナウイルスの影響によりパフォーマンスを行う場が制限されてしまった若手アーティストを北海道に招聘し、活躍の場を広げることを目的としたイベント。2021年の11月にスタートし、vol.2となる今回は、あたらよ、all at once、Tani Yuukiの3組が出演した。
会場は、札幌最大級のコワーキングスペース「EZOHUB SAPPORO(エゾハブサッポロ)」で、ライブステージとして使用されるのは今回が初。ステージとフラットに配置した座席に加え、書架も兼ねたベンチも客席に活用し、およそ150名が新たなライブスポットに集まった。
トップバッターは、4ピースバンド・あたらよ。この日はによる2人体制。場内のあたたかい拍手とともに出迎えられた2人が1曲目に選んだのは「悲しいラブソング」。恋人と別れる際の葛藤や迷いといった心の機微を、疾走感のあるサウンドにのせて響かせ、会場を一気に引き込んでゆく。

あたらよ(photo by 千葉 薫)
本格的なライブを北海道で行うのは今回が初だというあたらよ。「それに加えて、アコースティックでのライブも珍しいので、先ほどから足が震えています」と新鮮な環境の中での心地よい緊張感を漏らすひとみに、会場からは笑顔と拍手が寄せられた。