宮城・ゼビオアリーナ仙台にて、
スピッツ恒例の夏イベント『ロックのほそ道~10th Anniversary Special~』が、8月31日(土)、9月1日(日)の2日間に渡って開催された。2010年から始まった『ロックのほそ道』は、これまで宮城を拠点に福島・岩手・山形・青森・秋田と東北地方を行脚する形で開催されてきたイベント。
今年は、10周年ということで、初のアリーナでの開催となり、2日間で1万人の観客を動員し、東北の夏を盛り上げた。
初日には、第1回目から最多、6回目の出演となる
フラワーカンパニーズ、同じく第1回目から出演、5年ぶり4回目の秦 基博、そして2年ぶりの出演となるMy Hair is Bad 。2日目は、2015年以来4年ぶりの出演となる
クリープハイプ 、2012年初出演、今回で3回目の
UNISON SQUARE GARDEN 、そして、初参加のsumika がそれぞれ熱いパフォーマンスでイベントを盛り上げた。
2日間に渡り、トリをつとめたのは、スピッツ。最新シングル「優しいあの子」の演奏が始まると、観客は、この曲を生で聴くことができる喜びを優しいメロディーに合わせて体を揺らしたり口ずさんだりして表現し、会場全体は、心が解きほぐされていくような、なんとも温かい幸せな雰囲気に包まれていた。疾走感溢れるロックナンバー「8823」で、会場の盛り上がりは最高潮に。サビではアグレッシブな演奏に、幅広い世代の観客が皆一体となって飛び跳ね応えていた。
そして、
草野マサムネ(Vo/Gt)の「ロックのほそ道、またお会いしましょう」という一言で、『ロックのほそ道』の10周年を締めくくった。スピッツ恒例の夏イベントは残すところ、いよいよ9月4日(水)・5日(木)の東京・新木場STUDIO COASTにて開催される『新木場サンセット2019』となる。夏の終わりに盛り上がること間違いなしなので、ぜひ楽しみにしたい。(撮影:内藤 順司)