馬鹿な音楽、馬鹿が前面に迫ってくる音楽があります。その音楽を聴いていると、しみじみ「馬鹿だなぁ」と思ってしまう音楽です。ちなみに、ここで言う「馬鹿」は、とんでもない褒め言葉なわけで、嫌な音楽という意味ではありません。  とにかく、いま私の言っている、馬鹿な音楽とは、よくもまぁ、こんなことやっているなぁと思えて、そこがなんだか格好良くて、感動してしまう音楽なわけです。そもそも、音楽って馬鹿なわけで、「馬鹿だなぁ」と気づかせ、「馬鹿が格好いい」と思えるのが、音楽なのではないかと勝手に思っています。真面目に音楽をやっている人には申し訳ないのだけど、でも、その真面目な部分が馬鹿で格好いいと最高なのではないか。なんだか、よくわからなくなってきましたが、馬鹿の骨頂音楽は、とにかく良いものなのです。  でもって、具体的に馬鹿な音楽を奏でているのは、誰なのか挙げてみると、ジャズの、ローランド・カークなんてのは、まさしく、そんな感じがします。サックスを何本もくわえて、ブヒブヒ吹きまくる。格好いい。あとは、ボブログ三世というミュージシャンも凄かった。ジャカジャカ、ボトルネック奏法でギターを弾きながら、ドラムをやって、パイロットのヘルメットみたいなのを被っていて、そこに黒電話の受話器がくっついていて、それがマイクになっているのです。私、ライブを観たことがあるのですが、馬鹿で格好良かった。  でもって、日本にも、このような馬鹿の骨頂で、感動を与えてくれるミュージシャンがいます。泉邦宏さん! 何度かライブを観たことがあって、この前も、