シンガー・ソングライター、音楽プロデューサーとして活動する一方、80~90年代にインストゥルメンタル・アルバムもリリースするなどギタリストとしての評価も高い角松。2017年には自身初のインストゥルメンタル・アルバム「SEA IS A LADY」を30年振りにリメイクしたアルバム『SEA IS A LADY2017』を発表。
2018年ビッグバンドとのコラボレーションアルバムに挑み『Breath From The Season 2018』をリリース、2019年「架空のミュージカルを想定してそのミュージカルトラックを先行して創る」という新たな試みとして制作した『東京少年少女』を発表。その架空だったはずのミュージカルが2020年2月遂に舞台化され3日間の興行は、連日SOLD OUT大好評の内に幕を閉じた。 毎年違った作品作りに挑んでいる角松だが、2020年は、自身初のセルフカヴァーアルバム『REBIRTH1』の続編『EARPLAY ~REBIRTH 2~』を制作する。2012年に『REBIRTH1』をリリース、この作品は“その時出来うる最大限の力を振り絞って制作してきた楽曲だったが、30年という長い時間を通して振り返り、また俯瞰してみると現在と過去のスキルの違いは一聴瞭然で、だったら過去の曲に今のスキルでもう一度花を持たせたい”という思いで制作したアルバムだった。 今作『EARPLAY ~REBIRTH 2~』は、キーボード小林信吾をアソシエイトプロデューサーに迎え、AOR的なスタンスを強調している。しかし中心は、この数年ライヴで演ってきた過去の曲を音盤化する!というコンセプトで、ライヴアレンジを中心に作品を仕上げるという、第1弾『REBIRTH1』というはちょっと企画違いのセルフカヴァーアルバムとなっているのでファン必聴の1枚となる事間違い無い。
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