いつ死ぬか分からないから残しておかないと

──このタイミングで『詩詞集』を発表した経緯から聞かせてください。

中山:ソロ・アルバム(2019年6月発表の『ROLLING LIFE』)を作るときもそうだったんだけど、いつ死ぬか分からないし、残しておかないと、と思って。ここ数年、周りのミュージシャンが亡くなることもすごく多かったし。実はソロ・アルバムを作るのと同時期に詩集も出したいと考えていたんです。本当はソロ・アルバムを出した半年後くらいに出したかったんだけど、思っていた以上に作業が大変で、結果的に1年半後になっちゃって。そもそも「来年は詩集を出そう」と去年の元旦から目標にしていたんです。ノートの端に書いていたらそのままだけど、詩集にしてまとめれば残せると思ったので。

──本書の巻末(P.198)に大量のノートとメモが散らばった写真が掲載されていますが、そこに書き溜めてきたものを精選した一冊であると。

中山:私、詩のノートの管理はすごくちゃんとしていて、横浜の実家にはトランク一杯分の量があるんです。たぶん2,000編はあるんじゃないかな。ただこのコロナ禍でそれを取りに行く余裕もなかったので載せるのは諦めて、東京の自分の部屋にあるノートの詩を全部パソコンに打ち込んだんですよ。640編ほどあったんだけど、いつも酔っ払いながら書くから読めないのがほとんどで(笑)。なんとか解読しましたけど、たとえば一行だけしかないものとかは潔く捨てました。