今年、デビュー20周年イヤーに突入した竹島 宏が、1月17日(日)、東京・有楽町にある「ヒューリックホール東京」にて、2021年一発目のコンサート「竹島 宏 New year Concert2021」を開催した。
政府のガイドラインに基づき、ソーシャルディスタンスを考慮、十分な感染対象を施した上での開催。
昼夜2回公演とも、会場キャパの半分に制限、待ちに待った“竹島ロス“ファンが詰めかけた。 オープニングは、テイチクレコード移籍第一弾シングル「哀愁物語」のカップリング曲「夜明けの夢」。『今、大変な時期ですが、この曲の歌詞のように、皆さんと明るい未来に向かって走っていきたい、そんな思いを込めて1曲目に歌いました』今回のコンサートは、このように歌詞を通じて、竹島自身の今の思いを伝えるべくの選曲となっている。 その後は、デビュー20年の中でレーベルを越えた自身曲の選曲、また自身にとって思い出深い、石原裕次郎「さよなら横浜」、
尾崎豊「Oh My Little Girl」をカバー。このカバー曲からは、「ぼくに甘えてごらん」「暖めてあげよう」「こんなにも愛してる」、そんな甘いメッセージが聞こえてくる。
後半は喜納昌吉の「花」でスタート。昨年の緊急事態宣言時に始めたツイッターの企画で、いろんな“花”とその花言葉の紹介。『花をもらうと見てるだけで心があったかくなるし、優しい気持ちになる』、『少しでも安らぎのひとときを感じてもらえれば』、との思いで始めた事を話し、まもなくその花の写真が300枚(種)になるそう。今となっては、数件の花屋さんの常連さんになったとか。 そして
西城秀樹「若き獅子たち」をカバー。マイナスな事があった時にこの曲を聴くと元気になる、そんな自身の経験からファンの皆さんを元気づけるパワーソングとして披露。そこからは、最近のシングル曲のオンパレード。
ゴールドディスクを獲得した名曲「月枕」、新境地を開拓した“踊らされちゃう
歌謡曲”3部作「夢の振り子」「恋町カウンター」「噂のふたり」を立て続けに、もちろん振り付けありで披露。『踊りも板についた、と言われる3歩前でしょうか。今となっては踊るのもまんざらではないですね(笑)』 本編最後は、最新曲であり、先日、第53回日本作詩大賞 審査員特別賞を受賞した「はじめて好きになった人」で締めくくった。鳴りやまないアンコールの中、再び登場。そんな竹島 宏、1月27日(水)に、デビュー20周年を目前に初めてのオリジナルアルバム「Stories」を発売する。このアルバムは全曲、作詞:都志見隆、作曲:松井五郎 両名のプロデュースによるコンセプトアルバム。豪華ブックレットを封入した限定盤含め、3形態を同時発売する。
その中から「いつかの青年」をアンコールにて本邦初披露。語りかける朗読のようなこの新曲。この曲だけは、お客さんに向けてではなく、”いつかの自分”に向け『僕はここにいる ここにいるんだ』『ここまで来たなら ここからまた行こう』というメッセージを歌い、最後に『これからの竹島 宏をみないと損です!これからが見ものです!ここからが楽しいんです!』と力説。
竹島宏の20周年はスタートした。