株式会社ゲンロンは、 近現代史研究者の辻田真佐憲氏と、 社会学者の西田亮介氏の共著『新プロパガンダ論』を1月28日に刊行。 『新プロパガンダ論』(ゲンロン叢書008) は、 2018年4月から2020年9月にかけてゲンロンカフェで行われた辻田真佐憲氏と西田亮介氏による全5回のトークイベントシリーズ「メディア戦略から政治を読む」を、 全面的な加筆・修正を行い書籍化したもの。
付録として、 2018年から2020年までの政治ニュースを一覧できる「国威発揚年表」を収録。 SNSの浸透、 改元、 そしてコロナ禍に重なった激動の時代、 安倍政権の情報戦略は政治とメディアをどう変えたのか。 戦時から現代までの事例をとおし、 「プロパガンダ」へのワクチンを探求。
まったく新しい安倍長期政権分析! 辻田真佐憲+西田亮介『新プロパガンダ論』刊行!
辻田真佐憲(つじた・まさのり) 1984年大阪生まれ。 評論家、 近現代史研究者。 政治と文化芸術の関係を主なテーマに、 著述、 調査、 インタビューなどを幅広く手がけている。
著書に『日本の軍歌』(2014年)、 『たのしいプロパガンダ』(2015年)、 『空気の検閲』(2018年)、 『古関裕而の昭和史』(2020年)、 共著に『教養としての歴史問題』(2020年)など。 西田亮介(にしだ・りょうすけ) 1983年京都生まれ。 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。 博士(政策・メディア)。 専門は公共政策の社会学。 著書に『ネット選挙——解禁がもたらす日本社会の変容』(2013年)、 『メディアと自民党』(2015年)、 『情報武装する政治』(2018年)、 『コロナ危機の社会学』(2020年)など。