LOFTと私

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。 お待たせしました。
今回は1994年7月にロフトで観た最後のライブです。 7月24日はH.G. Factの企画イベントで、私の目当てはDOOMとGRUBBY。 3月からライブ活動をスタートしたGRUBBYが出演するイベントには、頻繁に足を運んでいました。この時点では、おそらく皆勤賞だったと思います。 この年の5月に出た(と思われる)3曲入りの7インチがめちゃくちゃカッコ良くて、ヘビロテしてました。第14回で取り上げているので、そちらもご覧ください。
トリはDOOM。この日は、SHELLSHOCKの千葉“Die”政己さんがベースを担当。オリジナルメンバーである諸田コウさんは、左腕の腱鞘炎の為にバンドから離れていました。 DOOMのオフィシャルサイトに掲載されたインタビュー(2017年3月20日公開)や、2017年9月にリリースされたヒストリー映像作品『Insomniac Days - The History of DOOM -』に収録された藤田タカシさん(g,vo)の発言によると、1992年に発表された『illegal soul』を制作していた時点で既に、諸田さんの左腕は最悪の状態だったようです。 ■DOOM 『illegal soul』CD (AHR-2)
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こちらは『illegal soul』のオリジナル盤CD。 インディーズのAlzheimerから発売された『illegal soul』のCDは流通枚数が少なく、長らく高値で取引されていましたが、2017年3月にめでたく再発。
■DOOM 『illegal soul』CD - Reissue (13RR-1006)
第16回「1994年7月24日:諸田コウさん不在のDOOM」
13th Real Recordingsからリリースされた再発盤CD。 ジャケを変え、ボーナストラックとしてH.G. Factから発表された3枚の7インチの音源(全4曲)が追加収録されました。 ボーナストラックの4曲を収録した7インチは、以下の3タイトル。 ■DOOM / COCOBAT split 7” - PUSHEAD FAN CLUB LIMITED SLEEVE (HG-004)
第16回「1994年7月24日:諸田コウさん不在のDOOM」
第16回「1994年7月24日:諸田コウさん不在のDOOM」
1993年にリリースされたCOCOBATとのスプリット7インチ。 本作に収録された“The Nightmare Runs”は、1999年5月7日に亡くなった諸田さんが参加した最後のDOOM作品です。 画像は、PAZZさん(ds)からいただいたPUSHEAD FAN CLUB LIMITED SLEEVE盤。
一般流通盤とはジャケットが異なります。おそらく27枚限定の超激レアアイテム。 DOOMの藤田さんとPAZZさん、COCOBATのTAKE-SHITさん(b)、COCOBATに当時在籍していたBBのRYUJIさん(vo)とPULLING TEETHのSUZUKIさん(g)、アートワークを手掛けたPUSHEADのサイン入りです。 ■DOOM / HEDGEHOG split 7” (HG-021)
第16回「1994年7月24日:諸田コウさん不在のDOOM」
“Sure”を収録した7インチ(1994年)。アメリカのHEDGEHOGとのスプリットで、ベースを弾いているのは千葉さんです。 PAZZさんのサイン入り。
■DOOM 『freak out』7” (HG-019)
第16回「1994年7月24日:諸田コウさん不在のDOOM」
“Cruel World”と“Broken Walls”を収録したシングル『freak out』(1995年)。こちらも千葉さんがベースを弾いてます。 藤田さん、PAZZさん、千葉さんのサイン入り。 *     *     * PAZZさんが経営する「千駄ヶ谷GOTEN」に、『illegal soul』のジャケットに使用されたオブジェが飾ってあるので、DOOMファンは是非。激ウマ豚骨ラーメンと豊富な一品料理を堪能できる名店です。 私の定番はネギラーメン。
麺はハリガネで。
第16回「1994年7月24日:諸田コウさん不在のDOOM」
千駄ヶ谷GOTEN 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-15-8 03-3350-4818 五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。https://note.com/gobe_vinyl