ここ数年、“傑作”になる可能性が高いのが、人気ミュージシャンを描いた映画。『ボヘミアン・ラプソディ』、『ロケットマン』、『エルヴィス』、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』……。
ミュージシャンの伝記映画は、人生の長い年月を描くパターンと、ある一定の時期に絞るパターンに分かれるが、本作は後者。すでに注目を集めていたスプリングスティーンの、キャリアの転機ともなったアルバム『ネブラスカ』の製作前後の1982年がメインになっている。スプリングスティーンは、30代前半。あの名曲『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』が爆発的ヒットとなる直前のドラマが再現される。スプリングスティーンが『ネブラスカ』でこだわったのは、当時の主流に反して4トラックの録音機で音源を作ること。レコード会社の上層部は呆れるも、その頑固さをマネージャーのジョン・ランダウがサポート。書き直した歌詞には、スプリングスティーンの過去や家族との関係も反映されるなど、ボスの“原点”が浮かび上がってくる作り。スプリングスティーンは、うつ病を患ったことを告白しているが、その部分にも本作は目を背けずに向き合っていく。
冒頭から一気に心を掴まれる。その理由は、スプリングスティーンを演じるジェレミー・アレン・ホワイトが、本人そのもののパフォーマンスを見せてくれるから。
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』11月14日公開
原作/ウォーレン・ゼインズ 製作・監督・脚本/スコット・クーパー 出演/ジェレミー・アレン・ホワイト、ジェレミー・ストロング、ポール・ウォルター・ハウザー、オデッサ・ヤング 配給/ディズニー
2025年/アメリカ/上映時間120分
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
©2025 20th Century Studios
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