キヤノンマーケティングジャパン株式会社は4月15日、「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」での添付ファイルZIP暗号化(PPAP)問題対策として機能拡張と新サービスの開発を発表した。

同社のメール情報漏えい対策サービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ」では、「誤送信対策」として長年にわたり自動ZIP暗号化機能(PPAP)を提供しており、2020年11月の平井デジタル担当相の霞が関でのPPAP利用の廃止会見以降、同社にも多数の問い合わせがあった。


同社ではこれらを踏まえ、添付ファイルZIP暗号化の代替となる既存サービスの機能拡張と新サービスを開発を進めており、今秋までの提供開始を予定している。

同社が2020年4月に提供開始した「MailConvert on Cloud プレミアム」は、メールを誤った相手に送信した場合に、添付ファイルからの情報漏えいを防ぐ誤送信対策ソリューションで、2021年8月に提供開始を予定する機能拡張では、メール送信時に添付ファイルを自動的にサーバーへアップロードし、受信者がファイルをダウンロードできるURLをメール本文に自動挿入する「添付ファイルダウンロードリンク化機能」を実装、顧客の運用に合わせ添付ファイルのZIP暗号化またはダウンロードリンク化を自由に選べるよう機能を拡張する。

同社が2021年秋頃に正式リリースを予定する新サービス「Outbound Security for Microsoft 365」は、Microsoft 365向けの新たな誤送信対策用のクラウドサービスで、メールの送信前チェックと添付ファイルのダウンロードリンク化の2つの機能で、安全なメール送信環境を提供する。

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