京都府は7月29日、情報セキュリティあんしん対策事業について発表した。

 同事業では、Emotetやランサムウェアによる脅威が高まる中で、中小企業の情報セキュリティを強化するため、情報管理の専門家派遣による相談・助言を実施するとともに、情報セキュリティ対策に要する経費の補助を行う。


 情報セキュリティ専門家派遣事業では、京都府内の中小企業を対象に無料で専門家を派遣し、情報管理の安全性やセキュリティ向上に向けた相談・助言等を実施、1社5回まで申し込みできる。受付期間は8月1日から2023年2月21日までで、予算の執行状況(100件程度)により受付を早期終了する場合がある。

 情報セキュリティあんしん対策事業補助金では、京都府内に事業活動を遂行する拠点を有する中小企業者を対象に、不正アクセス防止やウイルス感染対策などに必要なシステム等の導入に要する経費の2分の1以内(20万円~100万円以下)を補助、8月1日から12月27日まで募集を行う。対象となる製品・サービスは下記の通り。

統合型ネットワーク脅威管理機器(ファイアウォール、ウイルス対策パッケージシステム 等)
アクセス管理製品(シングル・サイン・オン、本人認証等)
システムセキュリティ管理製品(アクセスログ管理等)
暗号化製品(ファイル・個人データの暗号化等)
標的型メール訓練サービス
ネットワーク診断費用等

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