中国のポータルサイト・網易に11日、「媚日勢力を法律の面から厳しく取り締まりせよ」とする記事が掲載された。
 
 記事は、自動車の車体に旧日本軍を想起させるステッカーを貼る「媚日」事案が相次ぎ、社会から激しい非難の声が出ている中で、今月5日には浙江省麗水市で学生と見られる男子が旧日本軍の軍帽を模した帽子をかぶって電動バイクに乗る動画が拡散したほか、遼寧省盤錦市でも日本国旗、日章旗のデザインや、「支那製造」、「武運長久」と書かれたステッカーを貼った自動車が見つかり、ステッカーを販売した業者が行政拘留処分を受けたと伝えた。

 
 また、先日はネット上で朝鮮戦争期に連合国軍と戦った中国の志願兵を侮辱し、名誉を毀損する人物が出現したとも紹介。「国のイデオロギーに関して、われわれは歴史教育、愛国教育を強化し、若い世代に自国の歴史、特に14年の壮絶な苦しみを経験した抗日戦争、解放戦争、朝鮮戦争について理解させなければならない」とした。
 
 さらに、まるで挑発するかのように次々と出現する「媚日」勢力に根こそぎ打撃を加えることも必要であるとし、国家反逆罪の中に「日本のファシズムを宣伝したり、関連のステッカー、スローガン、記号を製造、販売したりすること」を含めるとともに、刑事処罰を大幅に厳しくすべきだと主張。同時に、告発者に対して大きな精神的、物的奨励を与える制度づくり、「媚日」関連製品を製造、販売、譲渡する業者に対する厳罰化も必要だと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)