土地が狭くて人口が多い日本、なぜ森林が多いのか?=中国メディア

土地が狭くて人口が多い日本、なぜ森林が多いのか?=中国メディア
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 中国のポータルサイト・百度に18日、「土地が狭く人口が多い日本で森林率が高いのはなぜか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、国連食糧農業機関のデータとして、2020年の日本の森林率が68.4%で世界第19位だったと紹介。日本の人口は1億2600万人で、人口密度が1平方キロメートルあたり345人という人口密集国の日本でこれほど高い森林率を保つのは驚きだと感じる人も多いとしつつ、「実は、人口密度は森林率を左右する要素の一つに過ぎず、しかも重要な要素には入らないのである」とした。
 
 そして、森林率を左右する大きな要素として、自然の要素と社会的な要素があると説明。自然の要素では、日本の国土の73%が山地であること、年間を通して降水量が多いことを挙げた。また、社会的な要素では、日本の人口が沿岸地域や平原地域に集中していることに言及した。
 
 さらに、現在の日本の森林は大部分が天然林ではなく、人工的に植樹した人工林であると指摘。20世紀前半の日本の森林率は現在に比べるとかなり低く、戦後の長期的な造林計画によって大量の人工林が作られたことにより、森林率が高まったと解説している。
 
 その上で、日本の大規模な人工林造成はやがて花粉症という「国民病」を生むことになったと紹介。建築材料になるとして大量に植えられたスギやヒノキが20年、30年経って成熟し、大量の花粉をつけるようになると山から都市部に向けて花粉が拡散して、1970年代後半以降およそ半世紀にわたって多くの市民が花粉症に苦しんでいるとした。1980年以降はスギやヒノキの森林面積はほとんど増えていないものの、樹木の成熟に伴って花粉の量はますます増えていると伝えた。
 
 記事は「多くの人が苦しむならスギやヒノキを伐採すればいい」という考え方に対し、実際のところ莫大なコストがかかるために伐採は困難であると指摘。しかも少子高齢化により労働力が不足する現状では「日本中のスギやヒノキを伐採する力は、ないのである」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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