中国の農業が目指すべきは「日本の小規模分散型だ」=中国報道
拡大する(全1枚)

 中国は食料自給率が比較的高い国だ。約2億人とされる農業従事者が14億人の胃袋を支えているわけだが、農業従事者一人一人の「生産規模」は非常に小さく、農家1戸あたりの耕地面積は日本の3分の1ほどしかないという。

 中国の農業は日本以上の小規模農業と言えるが、中国の農業は今後どのような方向性を目指せば良いのだろうか。中国メディアの騰訊はこのほど、「米国の大規模集約型か、日本の小規模分散型か、中国の農業はどちらの方向に進むべきか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、米国と日本の農業の特徴をそれぞれ紹介している。米国の農業は大規模集約型で、農業従事者が「高い教育を受けている」と指摘した。ほとんどが高卒以上で、機械化と集約化を進めているという。政府も大規模農家を積極的に支援し、道路の整備などインフラも充実していると伝えた。

 一方、日本は土地が狭いため、どうしても中国と同様小規模になるが、日本の農業には農協がサポートしてくれる強みがあると紹介した。また、研究機関の協力のもと各地域でブランド化を進めてきたとしている。青森のりんご、新潟のコシヒカリ、愛媛のみかんなどだ。

 そこで記事は、中国の農業の方向性について、日本の成功例を模倣して地域の特性に合わせたブランド化を進めていくのが理想だと伝えた。そのためには、農村における「教育」と「科学技術の導入」、それに農家と市場をつなぐ「社会的サービス」の3つが必要だと論じている。小規模分散型の日本の農業は、米国のような大規模な集約型農業よりも、中国が参考にできる点は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)