19日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比12.20ポイント(0.40%)安の3018.05ポイントと反落した。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
人民元安の進行が警戒されたほか、中国と西側諸国の対立も不安材料として意識された。中国人民銀行(中央銀行)は19日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安方向に設定した。外国為替市場では、対米ドルの人民元が元安で推移している。対外関係を巡っては、外電が19日、「米政府高官は近く、中国の半導体分野に新たな規制を設けるよう同盟国に協力要請するもよう」などと報じた。欧州連合(EU)や米国と中国はこのところ、複数の分野で制裁関税などの応酬を繰り返している。また、足元で中国株マーケットが低迷する中、個人投資家は債券などに資金シフトしているとの見方も一部から指摘された。
中国の10年物国債先物は18日、前日比0.1%高の104.87人民元で引け、記録が残る2015年以降で終値ベースの最高値を更新している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が3.7%安、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が2.3%安、フィンテック大手の恒生電子(600570/SH)が1.8%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.5%安、半導体デバイスの上海韋爾半導体(603501/SH)が1.3%安で引けた。
 医薬株もさえない。天士力医薬集団(600535/SH)が2.1%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.5%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.4%、人福医薬集団(600079/SH)が1.0%ずつ下落した。消費関連株、不動産株、インフラ関連株、公益株、運輸株なども売られている。

 半面、銀行株はしっかり。交通銀行(601328/SH)が3.0%、杭州銀行(600926/SH)が1.8%、上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.6%、招商銀行(600036/SH)と興業銀行(601166/SH)がそろって1.3%ずつ下落した。エネルギー株、産金株、非鉄株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント(0.11%)高の235.33ポイント、深センB株指数が4.49ポイント(0.40%)高の1127.95ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)