21日の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比306.80ポイント(1.67%)安の18028.52ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が116.28ポイント(1.77%)安の6439.82ポイントと続落した。売買代金は1290億7590万香港ドルに拡大している(20日は1035億5550万香港ドル)。

 投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国と西側諸国の関係悪化や、人民元安の進行がマイナス材料だ。中国人民銀行(中央銀行)は21日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日続けて元安方向に設定している。中国消費の鈍化も不安視された。市場調査会社の星図数据(SYNTUN)によると、先ごろ終了したインターネット通販セール「618」では、各チャネルの流通総額(GMV)が前年同期比で7%減少。星図数据が統計を開始した2016年以降で初めて縮小したという。
(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安(構成82のうち下落80)。個別では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が5.4%安、香港不動産開発大手の恒隆地産(101/HK)が4.6%安、香港拠点の恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が4.5%安と下げが目立った。
 セクター別では、食品飲料やスポーツ用品など消費が安い。統一企業中国HD(220/HK)が5.9%、康師傅HD(322/HK)が2.9%、中国旺旺HD(151/HK)と李寧(2331/HK)、中国動向(3818/HK)がそろって2.8%ずつ下落した。
 香港の不動産セクターもさえない。上記した恒隆地産のほか、新世界発展(17/HK)が3.6%安、恒基兆業地産(12/HK)が2.7%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が1.7%安で引けた。

 海運セクターも売られる。東方海外(316/HK)が3.8%安、中遠海運能源運輸(1138/HK)が3.6%安、中遠海運HD(1919/HK)が3.4%安、太平洋航運集団(2343/HK)が3.3%安で取引を終えた。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.24%安の2998.14ポイントで取引を終了した。酒造株が安い。石炭株、素材株、銀行株、海運株なども売られている。
半面、医薬株は高い。自動車株、公益株、空運株、証券株、インフラ建設株も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)