台風11号(ヤギ)の接近を受け、香港天文台は6日午前9時(現地時間、以下同)の時点で、引き続き台風警報「シグナル8」を発令している。このため、台風警報発令に関する香港証券取引所の取引規定により、本日前場の取引は中止された。

 香港天文台の午前8時45分時点の予報によると、少なくとも6日正午までは「シグナル8」が維持される見通し。午後に「シグナル3」への引き下げ時刻を検討する。香港天文台の発表に基づくと、本日の取引は終日中止となる可能性が高い。
 香港の台風警報は、シグナル1→3→8→9→10の5段階。「シグナル8」以上の台風警報が発令された場合、発令と解除のタイミングによって、香港証券取引所では株式取引が一部または終日中止される。ただ、同措置は今月23日付で廃止される予定で、その後は天候にかかわらず通常通り株式取引が行われる。

 なお、「黒色暴雨警告」または「シグナル8」以上の台風警報発令に伴う香港証取の取引レギュレーションは次の通り(時間はすべて香港現地時間)。
(1)午前7時以前に警報が解除された場合:通常通り取引を行う。
(2)午前7時~9時の間に警報が解除された場合:プレオープニングセッションは中止。警報解除から2時間後に前場の取引を開始する。
(3)午前9時~11時に警報が解除された場合:前場の取引は中止。午後1時に取引を再開する。

(4)午前11時~11時30分に警報が解除された場合:前場の取引は中止。午後1時30分に取引を再開する。
(5)午前11時30分~正午に警報が解除された場合:前場の取引は中止。午後2時に取引を再開する。
(6)正午より後に警報が解除された場合:終日取引中止とする。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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