人材活用のポイント:ガラス張りの人事評価が必要

 前回は中国での人材活用におけるポイントとして、「PR活動」について述べた。今回は、「仕組み作り」のマネジメントから透明で公正な人事評価制度について書いてみたい。

 人事評価の透明性や社員が納得のいく評価制度の構築は日本国内でも課題が多く難しいのが現状であるが、中国人や外国人に対してはより透明性や公平性が求められ、人事制度を日本以上にオープンにする必要がある。社員への「説明責任」がより具体的に求められるのである。これは中国のみならず、今後グローバル化が進展して、社員の国籍や価値観が多様化していくと、マニュアルなど目に見える形での説明や個々の社員への「説明責任」は避けられないものになるだろう。

 中国に進出している外資系企業では、社内ポストを公募制にする、毎月の評価内容を全社員に公開するなどの対策をとる企業がみられた。今後のキャリア目標を上司との面談で決めて、達成度に見合った処遇を行う、研修で社員のスキル向上をサポートするなどもキャリアの発展を重視する中国人の意欲を高める上で重要であろう。

 日本のように、言わなくてもあうんの呼吸で通じるという考えは捨て、これまで「暗黙知」で理解してきたことを「形式知」にして見える化していく必要がある。例えば、給与の上昇・低下をオープンにし、その理由を明確に社員に説明することだ。大手米系のBPO業務を行う企業では、異動について内部の他ポジションへ応募が可能で、中国の傘型企業や本社へも応募できるシステムを採用している。

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